大学の定期試験は過去問はどこで入手できる? 過去問は必要なのか? 実際の経験に基づいてお答えします
今回は、大学の過去問の入手法と必要性について紹介します。
大学の単位を取るためにまず思いつくのが過去問だと思います。
しかし、大学の定期試験の過去問は大学入試のものと違いネットに出回ることはあまりありません。
過去問に取り組まなくとも単位を取れる人はいると思いますが、過去問を解くことで単位を取りやすくなるのは事実だと思います。
では、「その過去問はどこで入手できるのか?」「必須ではないなら必要なのか?」
以上の疑問について、この記事でお答えします。
過去問は必要か?
私の経験上、大学の定期試験の過去問はあったほうが良いのは間違いないが、必ずしも必要ではないです。
大学の入学試験で大学ごとの傾向があるように講義ごと (教授ごと) の傾向があるのは確かです。
私の大学では10年以上同じ教授が担当の講義があり、その講義の試験問題は条件を少し変えた程度くらいでほぼすべて同じ問題であったので過去問対策さえすればAかS (優か秀) は確実に行けるなという講義もありました。
それくらい過去問が威力を持つ場合もあります。
しかも、上記のように何年も同じ教授が作っている過去問を解けば、講義の内容をすべて把握していなくても過去問だけで試験対策ができてしまう (山を張れる)ものもあり、時間の節約にも過去問は使えます。
なので、試験前だけ全力で勉強(過去問対策)すればなんとかなる講義もあります。
ただし、教授が変われば傾向も変わることがありますので注意してください。
必ずしも必要がないと言ったのは、講義を予習復習して理解に努めれば単位の認定は必ず狙えるからです。
「自分は講義をちゃんと理解して単位をもらいたい」という人は過去問を使わずに試験対策をすることをおすすめします。
そのほうが自分のためにもなると思います。
以上、過去問があったほうが試験に有利ということをお話しました。
単位のことだけを考えれば過去問を使っていくのが良いのかもしれませんが、あまり自分のためにならないので学び・学問という意味ではあまりおすすめしません、、、。
どこで手に入れる?
では過去問はどこでどうやって入手するのでしょうか。
メジャーな方法から紹介していきます。
先輩からもらう
過去問は先輩から入手するのが一番メジャーだと思います。
サークルまたは部活内で同じ学部学科の先輩がいればほぼ確実にもらえることでしょう。
先輩から過去問を手に入れることができればもう過去問については何も心配することはありません。
友人からもらう
私はサークルに途中で行かなくなってしまったので先輩から過去問をもらうことができませんでした。
しかし、友人からもらうことができました。
友人が先輩からもらっていたので私も過去問を手に入れることができました。
しかし、この方法には欠点があって、いつももらってばかりいると相手に申し訳なくなるという点です。
私も途中でなにかお菓子くらいはあげるようにしてました笑
「いつも過去問わたしてばかりだなぁ」と相手に思われてもおかしくないです。
過去問のやり取りがきっかけで友人との関係が悪くなってしまうのは避けるべきです。
いつでも気前よく過去問を渡してくれる友人であれば問題ありませんが、過去問のやり取りで友人関係を悪くするのはやめましょう。
自力で見つける
意外かもしれませんが自分で探すことも可能です。
自分で過去問を見つける方法とは先輩のフォルダの中の過去問を見つけることです。
私が自力で過去問を見つけたときはもう既に友人からもらっていましたが、実際に経験して過去問を見つけられた方法です。
大学に入学すると自分だけのフォルダが割り当てられると思います (自分の学籍番号がフォルダ名となっていたり)。
先輩のフォルダの中にもしかしたら過去問が入っているかもしれません。
先輩のフォルダへのアクセス方法について具体的に説明します。
自分のフォルダから一つ上の階層に戻り、前年度のフォルダにアクセスし、先輩のフォルダが並んでいれば適当に開いてみるといった感じです (ただし、フォルダの構成は大学によってことなるかもしれません)。
経験上、過去問を持っている先輩のフォルダの方が見つけにくいですが、探せないことはないと思います。
また、先輩でなくともすでに過去問を入手している同級生のフォルダにもあるかもしれないの探してみてください。
このように、先輩や同級生のフォルダから過去問が見つけられるかもしれません。
ネット上から探す
ネット上で過去問を取り扱うサイトはあるのかというと「過去問ばんく」というサイトがあります。このサイトには様々な大学の定期試験の情報がアップロードされています。
しかし、現時点(2018年8月)では比較的新しく発展途上のサイトで、有名大学の過去問が少し見受けられるほどです。
この記事を見ていただいた学生の方にも是非サイトの充実にお力をお貸しいただければと思います。
(2020年9月時点で私が以前確認できていたサイトには飛べなくなっています)
また、東京大学では「東大シケプリデータベース」なるサイトが存在します。
しかし、東京大学の学生用のサイトですから他大学の学生が利用するのは現実的ではありません。
私が思う過去問を使うデメリット
ここまで過去問を入手する方法を見てきましたが、過去問を使うデメリットも私は感じています。
そこで、そのデメリットもいくつか紹介します。
試験直前に過去問さえすれば良いと思い油断する
確かに過去問はするだけで本番には強くなれる場合が多いです。
なので、本番直前まで油断して勉強をしないというふうに感じてしまいます。
その結果、傾向がガラリと変わるなどで本番で面食らう可能性が出てきます。
過去問を直前に解くことだけを試験対策にするのではなく、日々の予習復習も怠らずに試しに過去問を解いてみるという使い方のであるほうが単位も取りやすいでしょう。
応用力が身につかない
これは私が最も危険視するデメリットです。
理由を説明します。
試験問題は手法さえ覚えれば解けてしまう問題があります。
特に、(文系の方には馴染みの薄いかもしれませんが)微分方程式、線形代数などは計算の手順は覚えたけどこれらが何を意味しているのかわかりませんでした(私の経験上)。
私は学問に対して消極的であったため、「これはこういう意味なんじゃないか」とか「こういう理由からこの結果になるのか」といった考察がまったくありませんでした。
結果として、試験は解けるのだけれど試験が終わればもうその科目とはおさらばという状態でした。
なので、再びその科目に係ること(実験など)では、「なにを意味しているんだ…」と意味がわからずも次に進むしかないこともありました。
過去問だけを当てにするのは良くないとこの時よく反省しました。
最後に
以上、大学における過去問の入手法と必要性について紹介しました。
この記事でのまとめです。
- 過去問は先輩、友人からもらう、無理なら自力で探す
- サークル等属さない、または学科内に仲の良い友人がいない場合は自力で探すことも可能
- 過去問のデメリットも踏まえて自分の身になるような使い方をする
この記事が読者の方の参考になれば幸いです。
ご覧頂きましてありがとうございました。
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