漫画だが投資の基本や心構えが学べる「インベスターZ」をレビュー
おすすめポイント
- 一部を除き、主人公をはじめ登場人物が投資初心者である
- 株はもちろん、FXについても扱うパートがある
- よく目にする企業だけが投資の対象でないことを教えてくれる
今回紹介するのは インベスターZ という漫画です。
まえがき
この漫画は 投資 をテーマとした漫画です。
あらすじをWikipediaから一部引用させていただくと
北海道札幌市にある道塾学園は、全国屈指の学業成績を誇る私立の男子中高一貫校。炭鉱開発や漁業によって財を成した豪商・藤田金七により創設された。彼の方針により、開校以来生徒やその家族には授業料などの金銭的負担を一切かけないことになっている。
入学試験満点の成績で道塾に入学した財前孝史は、始業初日の放課後に野球部の活動に加わろうとしていたところ、ちょうど野球部まで案内するという先輩に出会う。しかし、行先は校内図書館奥の扉からさらに先にある地下室であった。そこでマージャンをして遊んでいた数人の生徒は、自分たちは学校の運営資金を稼ぎ出す投資部であると名乗る。
財前は、得体の知れない投資部という存在に疑念を抱きながらも、マージャンで遊べるのならということで活動に参加することにする。インベスターZ – Wikipediaより引用
あらすじの通り、主人公がいる学校には投資部という部活があって、その部に主人公も所属します。部活は代々巨額のお金の管理を任されていて、どう運用すればうまく投資ができるのか? と考える主人公が様々な行動を起こし成長していきます。
所詮、漫画なんでしょう? とお思いの方もいるかもしれませんが 全くそんなことはありません! 実在する企業がでてきたり、投資の実践でも大事な心構えなどを教えてくれたりと現実味があります。
主人公を始め、作中の様々な人が投資はもちろん大きくお金にまつわる観点で書かれています。
投資のプロが投資を行う漫画ではない
ところがこの漫画の最大のポイントだと考えています。ちゃんと投資初心者に向けて解説などを混ぜてわかりやすく読み進めていただけるかと思います。
この本の良いところ
では、私が思うこの本の良いところを紹介します。
一部を除き、主人公をはじめ登場人物が投資初心者である
出てくる人が投資初心者であることの何がいいのか? というと 投資初心者がおちいりやすいミスにその人がおちる からです。
読んでいて たしかに自分だったら同じことして失敗していたかもな、、、 と思うような場面がいくつかありました。
例えば、主人公が某大手コンビニチェーンを展開する企業の株を買った場面があります。
その企業の株価は年々上昇傾向なので確かに保有していれば利益はでるだろうと予測されるのですが、一方で主人公の先輩はその株はあえてもたないでいると一見謎の行動に出ています。その真意とは、、、(続きは漫画で)
株はもちろん、FXについても扱うパートがある
おおよそは株がメインなのですが、FXについても学べるパートがあります。
やはりFXというとギャンブルの面があって、最悪の場合は借金、、、と思いますよね。
それは FX未経験者の考え だと思います。
私自身もそのような考えはもちろんありました。しかし、インベスターZを読んだことでFXの基本的なことを知りました。(円高ドル安の意味などなど)
インベスターZを読んだからといって別にFXで儲けたわけではありません。
が、昔より今のほうがFXに対して怖い印象が薄れました。(いつかしてみたい気もしてきた)
間違いなくインベスターZの影響でしょう笑
よく目にする企業だけが投資の対象でないことを教えてくれる
最後に、私が個人的に一番読んで良かったと思ったポイントで よく目にする企業だけが投資対象ではない ということです。
企業というとどこを想像するでしょうか?
ゲームなら任天堂、家電ならパナソニック、携帯ならソフトバンクなどなど、、、
このようなよく見聞きする身近な企業が思いつくはずです。
それにより株価は上昇することがあります。実際に、執筆時点ではソフトバンクとトヨタが提携したことがニュースになり、ソフトバンクの株価が(それだけ影響なのか断定できませんが)上昇していました。
じゃあソフトバンクとかに投資すれば安心だ と考えるのは微妙です。
というのも上記の企業はいわゆるBtoC企業と言ってビジネス トゥ カスタマーの略、意味は 企業から顧客 という感じです。つまり、私達と企業の間で商品がやり取りされる と思っていただければ大丈夫です。
しかし、企業は私達が見聞きしないもののほうが多い のです。
先程のBtoC企業の他にもBtoB企業という言葉もあり、企業から企業 の意味です。
実際に「BtoB企業 一覧」などと調べてみてください。おそらく、ほとんどが見たことも聞いたことのない企業のはずです。
他にも、無名だが革新的なことに取り組んでいるベンチャー企業と呼ばれる会社も存在します。
こんなにたくさん企業があるのにソフトバンクなどにしか目を向けられないのは視野が狭すぎる
と思いませんか?
偉そうに意見を述べてしまい嫌な気分になられた方がいたなら申し訳ありません。
しかし、この記事で今まで述べたことはインベスターZで得た考えや情報によるもので私が最初からそうだったのではありません。
下手な株や投資の入門書を読むよりかはインベスターZを読むことで勉強になると思います。
最後に
投資の本を買っても 何を書いているのか理解できない また 難しくて読むのが苦痛だ という方はまずはインベスターZを読んでみてからにしてはどうでしょうか?
漫画なので絵で直感的にわかりやすく、パラパラ読み進められるところも良いところだと思います。
ご覧頂きましてありがとうございました。